大事な願いことのために神社に参拝される際など「神社のお参り時間がいつが良いのか?」と気になることは多いでしょう。
逆に「いつは良くないのか」など「お参りすべきでない時間」が気になる方も多いはずです。
この記事では、これらの疑問や関心にお応えして「神社のお参り時間」についてまとめていきます。
「ベストの時間帯に神社にお参りしたい」と考えている方は、ぜひ参考になさってください。
- 神社のお参り時間は「早朝・午前中」がベスト
- 夕方以降は「陰の気が満ちるので良くない」ともいわれる
- 科学的に早朝は空気が綺麗で集中力など高い
- 交通量が少ないためストレスもなく事故も起きにくい
- 早朝や午前中が良いのは確かだが、あくまで理想
- 「無理なくお参りできる時間帯」であればいつでも問題ない
神社のお参り時間はいつが良い?
神社のお参り時間の結論をまとめると「早朝や午前中がベストで、夕方や夜は良くない」とされます。
ここでは、その理由を説明していきます。
早朝・午前中がベストとされる理由
神社のお参り時間は、一般的に「早朝や午前中がベスト」とされています。
早朝については開門時間が神社によって異なるため、早ければ朝5時前後のところもありますが、朝9時前後のところもあります。
このような早朝や午前中のお参りがベストとされる理由は、主に「空気が清らか」ということです。
一見するといわゆる「スピリチュアル」な理由のようですが、必ずしもそうではありません。
たとえば早朝の人が活動していない時間帯は、車の排気ガスも少なく、人が活動することで舞い上がる、地面に堆積した塵などの物質も少なくなっています。
そのため、確かに「物理的に空気が綺麗」といえます。
また、人や車の交通量が少なければ事故が起きにくくなります。
加えて、人の集中力や注意力は「起床後が一番高く、その後は徐々に下がっていく」とされています。
そう考えると、人間本人にとっても「早朝が一番エネルギーに満ちている」ということです。
「周りの環境も良く、自分自身のコンディションも良い」と考えると、確かに「早朝や午前中がベスト」という考え方は、理にかなっているともいえます。
また、お天道様=太陽=天照大神、の昇る勢いが強い午前中が良いという考え方もあります。
夕方は良くないとされる理由
一般的に、神社のお参り時間として「夕方は良くない」とされます。
理由は「夕方以降は陰の気が満ちる」というスピリチュアルなものです。
しかし、科学的に考えてもこの理由はあながち間違いではありません。
「早朝や午前中がベスト」の理由で説明した通り、夕方以降は物理的に空気が汚れやすく、人間の集中力や注意力も下がっているためです。
さらに、夕方は学生の下校時間や、夜になる前の買い物の「駆け込み」などで、道路も混み合います。
そう考えると、神社の参拝に限らず「夕方は活動するのに不利な時間帯」と見ることもできるでしょう。
なお、神社によっては「朝に神様を迎え入れ、夕方に送り出す」ということもあります。
この場合は特に「神様が神社に不在である」という理由からも、夕方のお参りは良くないと指摘されます。
「午後3時まで」とされる理由
この理由も「朝が良く夕方が良くない理由」と同じです。
「午後3時」という時間については「夕方になる前」という意味であり「3時」という時間に厳密な理由はありません。
ただ「夕方」だと時間が曖昧になるため、スピリチュアルのカウンセラーの方々などが、時間の目安をわかりやすく説明されるために「午後3時」と説かれていると考えられます。
その他の理由としては「社務所が開いている時間が午前9時〜午後3時であることが多い」という点も挙げられます。
神社のお参りで、社務所が開いている必要は必ずしもありません。
しかし、神札や守札、破魔矢や絵馬などの授与や祈祷を受けたいのであれば、社務所が開いている時間帯にお参りしていただく必要があります。
そして、これらの授与や祈祷を受けるほど「ご利益」の力は感じやすくなる方々が多いでしょう。
(多いからこそ、長年こうした文化が多くの方々に受け入れられているといえます)
そう考えると「午後3時まで」という理由として「社務所が開いていることが多いから」ということは、大きいといえます。
「午後4時まで」とされる理由
この理由も「午後3時まで」と同じく「朝は良く夕方は良くない」とされているためです。
午後4時だと完全に夕方になっているため「3時よりもう少しギリギリの時間帯」といえるでしょう。
「午後4時までには鳥居や門をくぐるべき」といわれることもありますが、これも要は「参拝」のことであり、鳥居や門に何か「制限時間」があるわけではありません。
強いて「午後4時」という理由を挙げるとすると、午後5時(17時)になると閉まる神社が増えるため「物理的にこの時間まででないと、神社によってはお参りがギリギリになる」というものがあります。
午後4時に神社に着けば、ある程度の余裕をもってゆっくり参拝できるでしょう。
しかし、それ以降では完全に「駆け込み」でお参りすることになり、その状態でご利益を得られると考える人は、減るのではないかと推察します。
実際、このように時間に追われて焦っている時は、科学的にも人間の集中力は落ちるものであり、ストレスも溜まります。
そう考えると「集中力が落ちず、ストレスが溜まらないように午後4時までにはお参りする」という考え方も、理にかなっているといえます。
(もちろん、この考えでも時間は早ければ早いほど良いということになります)
神社にお参りしてはいけない時間は?
赤口(しゃっこう)の日の午前11時から午後1時「以外」の時間帯は、凶の時間帯とされています。
「以外」であるため、赤口の午前11時〜午後1時の3時間は「吉」の時間帯となります。
それ以外の「午後1時〜翌日午前11時の21時間が「凶」の時間帯ということです。
この凶の時間帯には「お参りしてはいけない」ということはないものの、不吉であるため避けた方が良いといえます。
赤口とは「六曜」の一つですが、赤口も含めた六曜を一覧にすると以下の通りです。
- 先勝
- 友引
- 先負
- 仏滅
- 大安
- 赤口
特に大安や仏滅は有名であるため「カレンダーのあれか」と感じる人が多いでしょう。
赤口の赤は「火や血」をイメージさせるため、上に書いた通り3時間を除いて「悪い日」です。
この六曜は上の一覧の順番で「ローテンション」していくため、大体毎月5日程度赤口があります。
(注・神道では基本的に神道以降の暦法、しかも俗的な暦法である六曜は基本的に無視しております)
神社の参拝時間はスピリチュアルではいつが良い?
スピリチュアルにもさまざまな流派があり、カテゴリでいうと「宇宙系・波動系・神様系etc..」という具合に分類できます。
こうした流派や派閥によっても違いはあるでしょうが、おおむね「日の出の時間帯」が、スピリチュアル的に理想とされる、神社の参拝時間だといえます。
「太陽が昇ったばかりの日の出の時間帯は、悪いエネルギーが一切ない神聖な空気に包まれている」という理由です。
スピリチュアルに対して抵抗のある方であっても「神社の参拝時間の理想はいつか?」と聞かれたら、やはり「日の出」か「朝一番」と答えるでしょう。
実際、ここまで説明してきた通り、日の出や朝一番の時間帯は「物理的に空気が綺麗」「交通量が少なく事故やストレスが少ない」「本人の集中力や体力も一番高い状態」という理由から、参拝時間としてベストともいえます。
【まとめ】神社のお参り時間はいつが良い?
神社のお参り時間は「早朝など早ければ早いほど良い」というのが結論になります。
しかし、この理論からいえば「何でも早朝にした方が良い」ということになり、お仕事や家事、運動などを優先したら、早朝や午前中の参拝ができないことも多いでしょう。
最終的には「理想はあくまで理想であり、お参りできる時間帯にしていただくのが良い」といえます。
朝型・夜型などの体質の違いもあるため、早朝がベストという考え方はあくまで参考としつつ、ご自身にとって一番良いと感じられる時間帯を選んでいただけたらと思います。
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