八方塞がりのお祓いとは?八方除・2023年の年齢を解説

八方塞がりお祓い

八方塞がりのお祓いって何をするの?

そもそも八方塞がりって何?

慣用句としてよく用いられる「八方塞がり」ですが、本来の陰陽道での意味はほとんど知られていません。

そして、陰陽道で「八方塞がり」に当たる方は、その運気を良くするためにお祓いを受けられることが多いものです。

この記事では、そのお祓い(八方除)の時期や内容、料金の相場などの情報を、詳しくまとめていきます。

八方塞がりの元となる「九星」の仕組みもわかりやすく解説しているので、ぜひ参考になさってください!

この記事をまとめると…
  • 八方塞がりのお祓いは、自分の歳が該当する時に受ける
  • 19歳や28歳など「合計で10になる年齢」が該当する
  • ご祈祷を受けて授与品をもらう流れで15分程度
  • 料金の相場は2,000円〜1万円程度
  • ご祈祷に対応している神社ならほぼどこでも受けられる
  • 関心がある方は、お近くの神社のホームページで詳細をご確認ください
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目次

八方塞がりのお祓いとは?

八方塞がりのお祓いとは?

八方塞がりのお祓いとは「自分の生まれ年が八方塞がりに該当する時に受けるお祓い」です。

ここでは、より詳しい解説を以下の内容に分けてまとめていきます。

  • 正式名称は何か
  • 八方塞がりとは何か
  • 八方とは何か
  • 八方塞がりの歳はどう決まるか
  • 2023年に八方塞がりの人は誰か
  • 四緑木星とは何か

以下、それぞれの要点の説明です。

名称は八方塞がり除け(八方除)

八方塞がりのお祓いは「八方塞がり除け」「八方除」などの呼び名が正式名称です。

「除け」はお祓いとほぼ同じ意味で、厄祓いでも「厄除け」ということがあります。

(厄除けという言葉はお寺が多く用いますが、神社で用いることもあります)

八方除は「八方塞がり除け」を短縮したもので、意味は全く同じです。

そもそも八方塞がりとは?

八方塞がりとは、九星占いの用語で「自分の生まれ年の星が方位盤の中央に位置している状態」のことです。

この状態では人生の吉凶が激しくなり、一度良くない方向に向かうと立て続けに良くないことが起きるとされています。

(あくまで「一度良くない方向に向かうと」という条件であるため、そうならないよう慎重な行動をすれば良い状態を維持・向上させられます)

この八方塞がりの状態は、9年に1回巡ってくるとされています。

【参考】八方塞がりとはなんですか| 阿佐ヶ谷神明宮

八方とは?方位盤の意味

八方の意味は、図で見ると一目瞭然です。

下の図は、2023年(令和5年)の八方の図(方位盤)です。

八方塞がりの方位盤

赤丸の部分を見ると「数字が9つ」あることがわかります。

そして、方向は東西南北に北東などを加えた「8方位」です。

この8方位に数字を入れていくと、椅子取りゲームのように「1つ余る」わけです。

その余った数字が真ん中に来ます。

真ん中ということは「8方向を塞がれている」ということです(オレンジの矢印の通りです)。

これが「八方塞がり」の状態です。

そして、2023年は「4」の数字が八方塞がりになっています。

この「4=四緑」の意味は後ほど説明しますが、毎年このように「どれかの数字が八方塞がりになる」ということです。

八方塞がりの歳とは?どう決まる?

八方塞がりの歳とは「一の位と十の位を足した数が10になる歳」のことです。

たとえば19歳であれば「1+9=10」となるため、八方塞がりの歳です。

同じように「28歳・37歳・46歳」もすべて八方塞がりとなります。

このパターンで91歳まで行き、一覧にすると以下のようになります。

  • 19歳
  • 28歳
  • 37歳
  • 46歳
  • 55歳
  • 64歳
  • 73歳
  • 82歳
  • 91歳

ここで気になるのは「100歳」でしょう。

100歳は「十の位=10、一の位=0」ということで、やはり合計が「10」となります。

そのため、現代では100歳も八方塞がりの歳にカウントされます。

(陰陽道の時代に100歳はあり得なかったため、古代の書物などでは省略されていることが多いと考えられます)

次に「10歳」ですが、これは八方塞がりの歳に含むかどうか、見方が別れることがあります。

10歳は「十の位=1、一の位=0」であり、合計は「1」です。

そうなると外すべきですが「9年に一度」というサイクルからいえば、10歳も含まれるという考え方もあります。

さらにいうと、10歳よりさらに9歳若い「1歳」も、含む説と含まない説があります。

数え年の1歳とは、満年齢で0歳のことであり、生まれたばかりの乳児です。

確かに乳児は寝返りすら満足に打てず「何一つうまく行かない!」と、本人は頻繁に感じているかもしれません。

しかし、成長スピードの早さを考えれば、明らかに「八方塞がりの歳」ではなさそうです。

こうした10歳・1歳については賛否両論があるという前提で、次の段落では全部の年齢を一覧にします。

2023年(令和5年)に八方塞がりの人は?

今年(2023年/令和5年)に八方塞がりの人は、以下の年齢・生年の方です。

(年齢は、上の段落で出した一覧と同じです)

年齢生年(西暦)生年(和暦)
1歳2023年令和5年
10歳2014年平成26年
19歳2005年平成17年
28歳1996年平成8年
37歳1987年昭和62年
46歳1978年昭和53年
55歳1969年昭和44年
64歳1960年昭和35年
73歳1951年昭和26年
82歳1942年昭和17年
91歳1933年昭和8年
100歳1924年大正13年

この年齢は「満年齢」ではなく「数え年」です。

つまり、何月何日に生まれたかは関係なく「1978年生まれなら、2023年は全員八方塞がり」となります。

なお、109歳や118歳がありませんが、上の段落で説明した計算からいうと「含むか含まないかは判断が分かれる」ところです(今回は除外しています)。

四緑木星とは?

四緑木星とは占術の「九星」の用語です。

2023年に八方塞がりの人は、すべて「四緑木星」の人です。

九星では、人間の運勢を以下の9つに分類します。

  • 一白水星
  • 二黒土星
  • 三碧木星
  • 四緑木星
  • 五黄土星
  • 六白金星
  • 七赤金星
  • 八白土星
  • 九紫火星

見ての通り「1〜9」の数字と「月〜土」の組み合わせになっています。

2023年(令和5年)は、この九星のうち「四緑木星」に該当します。

該当する理由は「9で割って7余る」ためです。

「2023÷9=224+7」ということで、7余ります。

このような年はすべて「四緑木星」になりますが、他には以下の年が四緑木星に該当します。

(黄色部分は後ほど説明します。オレンジ部分は今年=2023年です)

  • 7年
  • 16年
  • 23年
  • (以下、途中を省略)
  • 1942年
  • 1951年
  • 1960年
  • 1969年
  • 1978年
  • 1987年
  • 1996年
  • 2005年
  • 2014年
  • 2023年
  • 2032年
  • 2041年
  • 2050年
  • 2059年
  • 2068年

最初は西暦7年で弥生時代からスタートし、以後「プラス9年」を続けていきます。

数字だけ見ると複雑そうですが、要は「毎回9を足すだけ」です。

そして、上の一覧に登場した年に生まれた人は、2023年に「八方塞がりとなる人」です。

ここでもう一度、先に出した「2023年に八方塞がりの人の生年」の一覧を見てみましょう。

年齢生年(西暦)
82歳1942年
73歳1951年
64歳1960年
55歳1969年
46歳1978年
37歳1987年
28歳1996年
19歳2005年
10歳2014年
1歳2023年

右側の生年(西暦)が、先ほど一覧にした「四緑木星の年」の黄色部分と一致していることがわかるでしょう。

こうして一覧表で比較すると「2023年に八方塞がりの人は、四緑木星の人」というのがよくわかるはずです。

ただ、これはややこしいので先に説明した「十の位と一の位を足して10になる人」という説明の方がわかりやすいでしょう。

その説明の「根本にある九星の仕組み」が、上のような話ということです。

八方塞がりのお祓い(八方除)の詳細

八方塞がりのお祓い(八方除)の詳細

八方塞がりのお祓い(八方除)の詳細をまとめると、以下の通りです。

  • 時期:2月4日頃〜2月中
  • 料金:2,000円〜1万円程度が目安
  • 流れ:ご祈願⇒お下がり授与(合計約15分)
  • 授与品:御札・御守りなど(八方除守など)

それぞれの詳細について詳しく説明していきます。

時期:2月4日頃〜2月中

時期は「2月4日頃の立春過ぎから2月中」が主流になっています。

この理由は、立春が運勢の変わり目であるためです。

その運勢の変わり目から「できるだけ早い方が良い」ということで、同じ2月中にお祓いを申し込まれる方が多くなっています。

ただ、これはあくまで「そういう方が多い」というだけであり、決まりは全くありません。

八方塞がりの年のうち、いつ受けてもかまいませんし、もちろん受けなくともかまいません。

実際、八方塞がりのお祓いをしている神社では、年間を通して多くの方が八方塞がり除けの御祈願を受けられています。

ただ、八方塞がりの1年をより良い運勢で過ごすためには、やはり1年の早い段階の方が良いともいえるでしょう。

料金:2,000円〜1万円程度が目安

八方塞がりのお祓い(八方除)の料金・費用は、2,000円〜1万円程度が相場となっています。

金額にバラツキがあるのは、神社ごとの違いももちろんありますが「祈祷を続ける日数」によっても差があるためです。

たとえば「10日間、毎日神職が祈祷を続ける場合は2,000円」「20日間続ける場合は4,000円」「1ヶ月続ける場合は5,000円」などの金額設定もなされています。

こうした設定は完全に神社によって千差万別であるため「全く違う方式」の神社も多く存在します。

流れ:ご祈願⇒御札・御守の授与(合計約15分)

八方塞がり除け(八方除)の流れは、概ね以下のようになっています。

STEP
拝殿か本殿で御祈願を行う

拝殿はお祓いが最もよく行われる場所で、本殿は「拝殿よりさらに上級の場所」というべき、神社で最も重要な空間です。

八方除を拝殿で行うか本殿で行うかは神社によりますが、いずれにしても「お祓いのための場所」で御祈願を行います。

STEP
御札・御守を授与する

御祈願が終わったら、祈祷木札などの御札・御守りを授与します。

これらはご自宅の中などの大事な場所に飾っていただくものです。

STEP
所定の期間、神職が毎日御祈祷を続ける

これは神社によって違いがありますが「何日間祈祷を続ける」という仕組みの神社の場合、約束した期間毎日御祈祷を行います。

この毎日の御祈祷は神職のみが行うため、毎日参拝していただく必要は当然ながらありません。

流れは上の通りですが、ほとんどの神社では最初にご予約が必要です。

ご予約を直前でいつまで受け付けているかは神社によりますが「前日までOK」という所も少なくありません。

また、当日のお申し込みでも「枠が空いていれば対応可能」という神社も多く存在します。

授与品:御札・御守りなど(八方除守など)

八方塞がりのお祓い(八方除)で授与されるお下がりは、主に「御守り・御札」です。

名称は神社によって異なりますが、たとえば「八方塞がり除守」や「八方除守」などの名前がつけられています(これらはあくまで一例です)。

また「八方塞がり」という文字は入らず「厄除神札」のように、厄祓いの御守り・御札と共通のものを授与するケースもあります。

いずれにしても、これらの授与品を神棚に飾ったり、持ち歩いたりすることで八方塞がりの年でも大きなご加護をいただきやすくなります。

八方塞がりのお祓い(八方除)のQ&A

八方塞がりのお祓い(八方除)のQ&A

八方塞がりのお祓い(八方除)に関して、よくある質問は以下のようなものです。

  • 八方塞がりの年の過ごし方は?
  • 八方除は代理で受けてもいい?

ここでは、それぞれの質問にお答えしていきます。

八方塞がりの年の過ごし方は?

八方塞がりの年は「あまり新しいことに手を出さず、しっかり足元を見つめ直すのが良い」とされています。

ただ、これはあくまで陰陽道の考えを純粋に守る場合です。

たとえば起業家が「絶好のチャンス」という場面で、このような理由で新規事業に手を出さなかったら、投資家や幹部から見放されることが多いでしょう。

また、個人の趣味でも「今、英会話を始めたくて仕方がない」というモチベーションが高まっている時に「八方塞がりの年だから1年待つ」という考えはナンセンスだといえます。

同じ古くからの言い伝えでも「鉄は熱いうちに打て」という言葉があり、英語でも「Strike while the iron is hot.」という、全く同じ言葉があります。

(英語での意味も、オクスフォード英語辞典などが「機会を即座に利用せよ」と説明しています)

つまり、八方塞がりの年の過ごし方にルールはなく「新しいことをしたければすべきであり、したくなければしなくて良い」となります。

(もちろん、生きるために避けられないのであれば、やりたくなくてもやるべきです)

そして、新しいことを始めてうまく行かなかった場合も、見通しが間違っていないのであれば、我慢して継続すべきといえます。

八方塞がりの年の「待つ」という発想は、このように「行動していても一時的に結果が出ていない時」に持つべきものだといえます。

八方除は代理で受けてもいい?

八方塞がりのお祓い(八方除)は、代理で受けることも可能です。

この場合、ルールは神社によって多少異なるものの「本名・生年月日」は必要なことが多いものです。

身分証などは不要で、あくまで口頭で述べるだけですから、特に難しいことはないでしょう。

また、神社によっては「できればご本人のお写真があると理想」としている所もあります。

お写真は印刷していなくとも、スマートフォン・携帯電話の中の画像でかまいません。

お顔がある方が祈願祈祷の力も強くなることが、顔写真がある方が良い理由です。

誰が代理で行くかについては、配偶者やご家族、ご親友などどなたでも問題ありません。

八方塞がりのお祓いと厄祓いの違いは?

八方塞がりのお祓いと厄祓い(厄払い)の違いは「対象となる年齢」です。

厄祓いでは、女性の33歳や男性の42歳など「厄年」とされる年齢が対象となります。

八方塞がりの対象年齢はここまで説明した通りで、19歳や28歳などです。

厄年の年齢とは原則かぶりませんが、女性の37歳は「後厄」としてわずかにかぶります。

このような場合は、厄祓いを同時に受けていただいても、片方だけでも、どちらでもかまいません。

(もちろん両方なしでもかまいません)

厄年の詳細は「厄年のお祓い」の記事で詳しく解説しています。

【まとめ】八方塞がりのお祓いとは?

八方塞がりのお祓いは、当然受けても受けなくてもどちらでも良いものです。

ただ、方位盤の発想を理解していると、実際に八方塞がりの状態になった時「今、ああいう盤面の状態なのか」と自分を客観視でき、冷静さを取り戻しやすくなるでしょう。

大谷翔平選手の「マンダラチャート」も、8方向に目標を掲げて細分化していますが、あれは「八方塞がりの状態を喜んで作り出し、全ての壁を超えていく」やり方といえます。

マンダラチャート

画像引用元:オオタニサンのマンダラチャート|日本医科大学

ピンチとチャンスは同じ形をしている」といいますが、マンダラチャートと八方塞がりの方位盤も、数学的に見て同じ形といえるでしょう。

「窮もまた楽しみ、通もまた楽しむ」は『荘子』の言葉ですが、八方塞がりの状態も喜んで、楽しく生きて行けたら良いかもしれません。

なお、八方塞がりのお祓い(八方除)は、市谷亀岡八幡宮でも日々多くのご依頼を頂いております。

ご予約などの詳細は以下のページにまとめておりますので、八方塞がりの歳に該当される方でお祓いにご関心をお持ちの方は、ぜひ詳細をご確認いただけたらと思います。

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