亀岡八幡宮雅楽会

八幡宮では、伝統芸能であり文化である雅楽を多くの人たちに学んでいただくために、雅楽会を発足させました。平成10年度より、先生のお人柄と熱心なご教授のもと、若さと熱意とアットホームな雰囲気の中で20~60代の幅広い年齢層の興味ある人を中心に楽しく練習に励んでおります。
神職や神社関係者でなければだめだと言うのではなく、色々な方に雅楽の楽しさを知っていただこうと、門を広げてお待ちしておりますので、お気軽にお問い合わせください。 要項は下記の通りになります。奮ってのご参加お待ちしています。

雅楽会のコンセプトは

  1. 1300年の歴史を持つ日本最古の古典音楽である雅楽を勉強しよう。
  2. 雅楽を支える底辺の教化を図り、多くの人たちに雅楽を親しんでいただき、要請を頂けば学校の授業などに活用していただけるようなボランティア活動もしていこう。
  3. もちろん八幡宮の神事で雅楽を奉仕しよう。
  4. いずれは純粋に音楽性を追求したコンサートを開こう。

上記のような性格で発足した会ですから、神職だけ、神社関係だけしか入会できないなんていうことは全くありません。
笙・篳篥・龍笛のいわゆる三管の管別練習のほかに、合奏練習や打ち物、絃の練習、又、舞楽の稽古も少しずつ行っています。
日常の式典奉仕のお手伝いの外に「放生会」では必ず演奏会を行います。

雅楽とはなにか?

雅楽は、日本古来の儀式音楽や舞踏などと仏教伝来の飛鳥時代から平安時代初めにかけての400年間あまりの間に、中国大陸や朝鮮半島から伝えられた音楽や舞い、そして平安時代に日本独自の様式に整えられた音楽のことです。
奈良時代、平安時代から、雅楽の演奏は宮廷はもちろん、神社や寺院に置いて盛んに演奏されました。そして1000年以上、京都、奈良、大阪の専門の演奏家によって伝承され続けました。明治時代に宮内庁式部職楽部が創設され雅楽を伝承しています。
また、雅楽は下記の通り大きく3つに分けられています。

1.国風歌舞(くにぶりのうたまい

日本に古来から歌われていた歌や舞いが、特定の儀式や行事に関連して演奏されるようになったものです。
神楽(かぐら) 東遊(あずまうた) 倭歌(やまとうた) 久米(くめうた) 大歌(おおうた) 誄歌(るいか)

2.大陸系の楽舞

雅楽というと一般的には、この大陸系の(平安時代の初めまでに中国朝鮮半島から伝来された)音楽と舞を演奏することが多いのですが、これを伝来の系統から(使用する楽器も異なるものがあるので)二つに分けています。

唐 楽
(とうがく)
中国系の音楽を中心としたもので、楽器合奏の管弦と、舞のある舞楽です。左舞(さまい)とも言います。
高麗楽
(こまがく)
高麗楽は、朝鮮半島計の音楽を中心としたもので、昔は楽器演奏の管弦もありましたが、現在は演奏されていません。舞楽のみが演奏されます。
右舞(うまい)とも言います。

3.謡い物

平安時代に貴族から生まれた声楽曲で、宮廷で生まれました。

催馬楽
(さいばら)
民謡などの歌詞に拍節的な節を付けて歌うものです。
朗 詠
(ろうえい)
漢詩に非拍節的な節を付けて歌うものです。
※尚、この雅楽の説明には、日本雅楽会の公演の案内書を参考にさせていただきました。
謹んでお礼申し上げます。

市谷亀岡八幡宮雅楽会のご案内

亀岡八幡宮雅楽会では、現在会員を募集しております。
笙・篳篥・笛各パートごとでのきめ細やかな管別指導の他、打ち物や絃楽器(琵琶・琴)をあわせた合奏にも力をいれ、技術の向上を目指すべく日々練習に励んでおります。
毎年夏の「例大祭」や神前結婚式ほか諸神事や、秋の「放生会」では管絃・舞楽の奉納演奏など市谷亀岡八幡宮のご祭礼にて演奏する機会も多く、また、会員の練習の励みとなっています。
全くの初心者でも大丈夫ですので、お気軽にご見学にいらしてください。
最後になりましたが、当雅楽会では新入会員を随時募集しております。見学等も含めてお気軽にお問い合わせください。

稽古日:毎週金曜日

(原則月:4回ですが、神社や先生のご都合により変更することも有ります)
稽古時間:19:00~21:00
入会費:10,000円
月会費:10,000円

巫女舞の会

巫女舞のお稽古をする会で現在月2回稽古日を設けています。
対象は中学生以上で未婚の女性に限ります。
月謝10,000円ですが学生は優待があります。